山里ぽん太

Crowds Trek

21 October 2018

山里ぽん太は群衆を眺めました。


Chapter 1 くらうず

Crowds , the clouds frontier . These are the voyages of the stareship Ponterprise .
くらうず、それは雲上の開拓地。これは、廃船「ぽんたーぷらいず号」の冒険の物語である。

というわけで、くらうずです。
Houdini をインストールして約5ヶ月。
これまでのところ、Houdini の能力の1%も使っていません。
使っていない99%の中に強力な機能が満載なわけですが、そのひとつが、Crowds です。
というわけで、とにかく、シェルフ・ツールを使ってみよう、と思います。
しかし、Crowds になると、シーンや、フィールドの設計をしなくてはいけなくて、作品のコンテキストがない状態で、白紙上に設計することは、なかなかやりにくいことでもあるので、今回は、とにかく、Examples を展開して、群衆を眺めてみよう、と思います。
シェルフのボタンを押して、そのままレンダリングする、というだけです。
シェルフは、こんなことになっています。
このなかの、右側の6つの箱を開いてみたいと思います。

Chapter 2 Stadium Example
というわけで、いちばんはじめの最初は、スタジアムです。
なんの競技かわかりませんが、大きな観客席にいる観客をシミュレートしています。
エージェントさんたち、盛り上がっています。
スゴイです。
サンプルに、カメラが3つ用意されていましたので、3つとも撮ってみました。

Chapter 3 Street Example
エージェントさんたちが、街中の通りを歩いたり走ったりしています。
黄色い色をしているのは、ゾンビさんたちです。
ゾンビさんは、信号機の色が緑のときには歩いて、赤のときには停まります。法令遵守なゾンビさんたちです(笑)。
スゴイです。
サンプルに、カメラが3つ用意されていましたので、3つとも撮ってみました。

Chapter 4 Formation Example
エージェントさんたちが、隊列を組んで歩いています。
ものすごく大勢いますが、軍隊でしょうか?。
「The Lord of the Rings」の戦闘シーンにも、これが使われたのでしょうか?。
スゴイです。
ちょっとコマ数を多く回しすぎました。右のほうへ曲がっていたエージェントさんたちが路頭に迷っています(笑)。

Chapter 5 Fuzzy Obstacles Example
ふぁじいです。
予定のコース上に障害物がある、という感じです。
エージェントさんたちは、上手に避けて通っています。
スゴイです。
テキトーなエージェントさんたちは、予定のコースを外れて歩いています(笑)。

Chapter 6 Fuzzy Transition Example
ふぁじいです。
エージェントさんたちが、手前の方に、テキトーに歩いてきます。
スゴイです。

Chapter 7 Rag doll Run Example
エージェントさんたちが、同じ方向に勢いよく走って、そして、倒れています。
戦争で、歩兵が突撃して、銃に撃たれている、という感じでしょうか?。
スゴイです。

Chapter 8 メモ
① Houdini の「群衆」は、よくできています。自分でコードを書いたら出くわしそうな問題は、クリアされています。当然ですが。

② Example に登場する agents は、服を着ていないし、表情はないし、髪も生えていません。
全部のエージェントに、異なる服装、異なる表情、異なる髪、を割り当てるには、どうするのでしょうか。もちろん、方法は、Houdini の中に用意されていると思います。

③ 「群衆」シーンは、映画などのワンシーンや、ポスターなどにも、使えそうです。
依頼が来たら、勉強しようかと思います。もちろん、勉強して、ショーケースに並べておく方が良いに決まっていますが。