山里ぽん太

2018 Memory

23 December 2018

山里ぽん太は2018年を振り返りました。


Chapter 1 2018 Eve
2017年の8月頃に、Adobe After Effects や SVG でアニメーションを作るサービスの提供を始めたのでした。
アニメーションといっても、ホームページに貼り付ける「動くロゴ」や「動くタイトル」や、YouTube のオープニングアニメーションのようなものでした。
その後、2017年中は、企業や自治体向けの広報用の動画をつくろうと考えていました。その中で、機械装置を説明するのに、3DCG を使うといいな、と思っていました。でも、3DCG ソフトは、数十万円もするから、導入できないな、と思っていました。調査もしないでそう思っていました。
30年以上前に、レイ・トレーシングで簡単な3DCGのアニメーションを描き出すプログラムを書きましたが、今はそんなパワーはなく、ソフトウエアを買って使うことを考えていました。
Chapter 2 2018 Winter
大雪になった2月に、3DCG ソフトウエアの調査を始めました。
VFX を描き出すソフトウエアは、それぞれのスタジオが独自に開発しているカスタム・ソフト、という印象を持っていたのですが、意外にも、市販されていることを知りました。
そんな中で、貧乏な個人でも手に入りそうで、それなりの絵が作れそうなものとして、MODO を使ってみたいと思うようになりました。
2月下旬には、Apple LOGIC を買って、20年ぶりに、DTM で、短いクラシックの楽曲を2曲演奏してみました。20年以上前にやっていた、Midi 音源をコントロールして演奏する方法に比べると、ソフトウエアだけで作れてしまう手軽さが長所である半面、細かい音のコントロールができませんでした。昔は、Midi 音源のジェネレータのパラメータをプログラムで変更して、さまざまな技法を使えたのですが、サンプリング音源だとそれができなくて、「articulation」という、あらかじめプリセットされた変化しか使えないのでした。たとえば、弦楽器の弓使いの強弱や、上げ弓下げ弓や、コン・ソルディーノなども、「articulation」には用意されていませんでした。わずかに、「ピチカート」と「スピカート」の違いが表現できる程度でした。数万円で買う音源も調査してみたところ、やはり表現力は足りませんでした。昔に比べると、表現力は落ちた、と感じました。
3月には、MODO の試用版をインストールして、試用を始めました。思ったよりも、いろんな表現ができることを知りました。
そして、中部3D の岩井様と知り合いました。
Chapter 3 First MODO
4月1日に、MODO の1年間のサブスクリプションを買いました。
4月下旬に開催された中部3D の勉強会用に、4月に MODO でいろいろやったことをまとめました。これは、後に「ponticle」と改称して、最初の「ponticle」になりました。
Chapter 4 Houdini Apprentice
5月に入って、Houdini の無料版「Apprentice」が手に入ることを知りました。
2月に 3DCG ソフトウエアを調査していた時には、Houdini はハードルが高い、と感じていたのですが、「Apprentice」の存在は、実は、MODO よりも身近にあったのだ、ということを知りました。
5月中旬だったか下旬だったか、Apprentice をインストールして使ってみたのですが、最初のうちは、さっぱりわかりませんでした。
幸い、優れた書籍に出会って、勉強することができたことが大きかったわけですが、その顛末は、ponticle に書いた通りです。
Chapter 5 Houdini Indie
11月1日に、Houdini Indie の2年ライセンスを買いました。これで、レンダリングされた絵に「Houdini」のウォーターマークは入らなくなりました。
Chapter 6 2018 review
というわけで、2018年は、けっこういろいろな変化があって楽しめた年でした。
Houdini を使しずつ使えるようになってきて、リアルな絵だけでなく、絵画的な絵に手が届くようになりました。しかし、まだまだ使いこなせていなくて、シェーダーやチャンネル・パラメータを、VEX で自由にコントロールする、というところにまでは至っていません。
問題のひとつに、かかった経費が回収できていない、という点がありますが、それは機会とか出会いとかの問題があるので、あまり深く考えないことにします。
Chapter 7 Beyond 2018
来たる2019年も、勉強したり、思い浮かんだイメージを Houdini で絵にしたり、思いのままに楽しんでゆこうと思います。
また、変わった変化があると楽しいだろうと思います。
Chapter 8 2019 Daydream
Chapter 2 で音源のことに触れて、あまり芳しくない、というようなことを書きました。
ところがぎっちょん(笑)。 いろいろ調べてみると、弦楽器では、いろいろな奏法を再現できる音源が登場していることがわかりました。
ボーイングには、上げ弓、下げ弓に、グリサンドに、デタッシェまであります!!。
この音源を使えば、それなりの音楽が演奏できるかもしれません!!。
DTMで音楽を演奏して、Houdini で絵をつける!!。素敵です!!。
問題は先立つモノです!!!!!(笑)。
Chapter 9 Appreciation
というわけで、2018年にお世話になりました皆様に感謝を申し上げます。