山里ぽん太

Cherry Blossom

07 April 2019

山里ぽん太は桜を眺めました。


Chapter 1 桜
というわけで、桜です。
いっちょ作ってみましょう。
というわけで、できました(早)。
薔薇に比べれば、ずっと簡単です。
桜の花の写真を見て、ちょちょいのちょい、と。
いちおう、花びらがでこぼこしているところも表現してあります(笑)。

Chapter 2 クラスター
桜の花にも、いろんな品種があって、花の形も、咲き方もさまざまです。
ここは、ソメイヨシノみたいな桜を作ってゆきましょう。
というわけで、ソメイヨシノの桜の花は、クラスターで咲きます。
クラスター、ってのは、アレです。
集団の塊です。
というわけで、クラスターにしてみました。
レンダリングもしてみました。
花びら同士が貫通しあっています(笑)。
貫通を避けるには、ダイナミクスで計算してあげるとか、何かしなければいけませんが、今回はしません。
それはアレです。
今回は、桜の木に桜の花を咲かせようとしているからです(おおー)。
計算量が多くなると、あの世へ逝ってしまいます(笑)。


Chapter 3 桜の木を作る
というわけで、次は、桜の木を作ります。
L-System です。
いやーなかなか苦労しました(笑)。
桜の木の枝ぶりは、自由奔放なんです。
乱数で方向や回転を変えることができる「~」を使いました。
というわけで、こんなんできました。

ネットワークはこんなことになっています。

Chapter 4 レンダリングする
というわけで、桜の花のクラスターを Copy to Points して、レンダリングしてみました。
雄蕊と雌蕊と萼は省略してあります(笑)。
それでも、計算時間が半端なく長くて、油断するとあの世へ逝ってしまいます(笑)。
L-System ノードの Generations の値は、「55」です。
「60」くらいにすると、もう少し小枝が増えて、花も増えるはずですが、あの世へ逝ってしまいます(悲)。
樹齢30年くらいの、背の高いソメイヨシノ、というところでしょうか。

Chapter 5 改良する
というわけで、負荷が軽くなるように、いろいろやってみました。
まずは、桜の花のクラスターを手抜きにしました(笑)。
こんなんです(笑)。

そして、L-System の tube のメッシュの数を減らすとか、いろいろやってみました。
で、レンダリングしたのが、これです。
L-System ノードの Generations の値は、「50」です。
枝振りの良い若木、という感じです。
なかなかよいのではないかと思います。
もちろん、アップには耐えられません(笑)。

Chapter 6 パラメータをいじってみる
というわけで、パラメータを少しいじってみました。
幹を太くして、花の大きさを少し小さくしました。
男性的な桜になりました。
大きな木にするには、Generations の値を大きくしなければなりませんが、そう簡単ではなさそうです。
この木でも、高さは数メートルはあるので、この辺りが現状の限界としておきたいと思います。

Chapter 7 メモ
① 桜の木を作って、たくさん配置したら、花見気分になれるかな、と思ったりもしましたが、現実はそんなに甘いものではありませんでした。ここでも、現実的な限界に直面しました。計算量とマシンの負荷を増やさないで、どうやってシーンを構築してゆくかは、永遠のテーマかもしれません。