山里ぽん太

Flip Transition

05 May 2019

山里ぽん太はちゃぶ台返しをしました。


Chapter 1 ちゃぶ台返し
ちゃぶ台返しとは、巨人の星の中で、星一徹がちゃぶ台をひっくり返すアレです。
ちゃぶ台返しは、Houdini と何の関係があるのでしょうか?。
それはアレです。
絵をモザイク状にして、そのモザイクを次々にちゃぶ台返ししてゆくというアレです。
Flip Effect と言うこともあります。
英語で言うとカッコいいです。
Chapter 2 Flip Effect
Houdini で Flip Effect を作りましょう。
作り方は簡単です。
この間作ったジグソーパズルと同じです。
ジグソーパズルのピースの形を、単に四角くするだけです。
ポイントを整列させて、Grid を Copy to Points して、Grid をタイル状に並べます。
ネットワークはこんな感じです。

Attribute Wrangle に書いた VEXpression はこんな感じです。
attribwrangle1

attribwrangle2

attribwrangle3

Chapter 3 Flip Transaction
ちゃぶ台返しをすると、ちゃぶ台がひっくり返って、ちゃぶ台の裏が上になります。
ちゃぶ台の裏には、ちゃぶ台を支える骨組みとか、ちゃぶ台の足がついています。
ちゃぶ台の裏にも、ご飯とおかずがあったら、きっと楽しいでしょう。
ちゃぶ台の表のご飯は白米で、ちゃぶ台の裏のご飯が赤飯だったらもっと楽しいでしょう。
ちゃぶ台の表のおかずはブリの刺身で、ちゃぶ台の裏のおかずがブリの照り焼きだったら、時間や工程の変化を表すようです。
時間や工程の変化を表すちゃぶ台返しを、Flip Transaction と言います(マジっすか?)。
というわけで、ちゃぶ台の表と裏に絵を貼り付けたネットワークはこんな感じです。

Chapter 4 レンダリングする
というわけで、レンダリングしてみましょう。
途中の1枚絵はこんな感じです。

動画にするとこんな感じです。

Chapter 5 メモ
① こういうトランザクションは、Adobe After Effects などに多数用意されています。After Effects ではなく Houdini を使うメリットは、自分のオリジナルなエフェクトを創出できるというところにあります。また、Houdini ですので、3D で Flip できるということもあります。作例の Flip は 3D です。もちろん 2D もできます。