山里ぽん太

Cocoon

01 September 2019

山里ぽん太は繭を観察しました。


Chapter 1 Silkworm Craft
というわけで、外は雨が降っています。
梅雨のはしりです。
というわけで、繭を作ってみましょう。
繭というのは、アレです。
蚕さんが、羽化する前に作るアレです。
糸をぐるぐる巻きにして作るカプセルです。
Cirrus を応用すればできそうです。
Chapter 2 Solid Plane
Cirrus は、3次の直交座標の自由空間で作りました。
去年、クリスマスカードのときに作った紙は、2次の直交座標の自由空間で作りました。
繭はどうなるでしょう?。
繭の形は、たぶん、最初に決めることになるでしょう。
球体のようなものです。
でもって、その球体のようなものの表面に糸を這わすことになります。
ということは、予め規定された、3次空間の中の閉じた平面、ということになるでしょうか?。
たぶん、そうなりそうです。
Chapter 3 Intricate Constraint
Cirrus は、自由空間を自由に造形してもらいました。
紙は、平面上、という束縛はありましたが、実は、種明かしをすると、自由空間で造形してもらった Cirrus を潰したのでした(笑)。
なので、紙は、Cirrus と同じ作り方で作りました。
では、繭はどうしましょう。
きれいな球体でなく、ひしゃげた形にも作ることができるようにするにはどうしたらいいでしょう?。
というわけで、ジオメトリUV を使ってみましょう。
Chapter 4 Distorted Sphere
というわけで、繭の形を作りましょう。
というわけで、まずは、Sphere を用意します。

でもって、Attribute Wrangle ノードをつないで、VEX で形状を歪ませます。

Chapter 5 Ponta Craft Cocoon
というわけで、繭を作ってみましょう。
蚕さんじゃなくて、ぽん太さんが作ります(笑)。
できました(笑)。
1000 points で 300 steps です。

できましたけど、ちょっとマズイところがあります。
というのは、1ステップで、座標が大きく動いてしまっている箇所が何箇所かあります。
いろいろしらべてみたのですが、原因がわかりません(涙)。
uv 座標ではほんの小さな違いが、直交座標では大きな違いになってしまっています。
ぽん太さんは、ジオメトリUV を極めていないので、まだ修行が足りないというところです。
Chapter 6 Chrysalis
というわけで、中に、Rubber Toy くんを入れてみました。
蛹というわけです(笑)。
ということは、いつか蛾をモデリングすることになるのでしょうか?(笑)。
ぞっとしません(笑)。

Chapter 7 Pale Cocoon
というわけで、いろいろ工夫してみました。
まだ完全とは言えませんが、多少は良くなったかと思います。
糸を絡げる処理のところには、Curlnoise を使っています。
油断すると、Curlnoise がすぐに Curl してしまいます(笑)。
1000 points で 300 steps です。効率が良くなりました。
Chapter 6 では UV 空間で操作していますが、Chapter 7 では P 空間で操作しています。

Chapter 8 メモ
① UV Texture ノードの Texture Type をいろいろ指定してみましたが、今回のケースでは、Orthographic だけが使えそうでした。ジオメトリUV の使い方は、もっと勉強しなければいけません。

② 糸を絡げる処理のところで、いろいろなノイズを試してみました。17.5 から新しく追加されたのかもしれませんが、Flownoise というのがありました。使い方は今ひとつわかりませんが、面白そうな感じでした。